yogaジャーナル日本版vol.24で特集されていた、「心の疲れをとる!禅入門」の中から、毎日気軽に実践できる20のプチ禅メソッドを数回に分けて紹介していきます。
今回は、
20.我欲を抑える「仏棚」をつくる
です。
お寺の本堂はたくさんのご縁にいかされていることを感じる空間。そこにいるだけで自然と背筋が伸びて心が穏やかになる。部屋のなかにも、心の拠り所となる”仏棚”をつくってみよう。仏棚は、風通しの良い場所を選び、「本尊・香・華・灯・水」を置く。本尊は仏像に限らず、大切な写真や思い入れのあるものでOKだ。お気に入りのお香や花、キャンドルを選び、朝イチに新しい水を供えて火を点す。そして、ほんの数秒でいいので美しく合掌すること。
また、お土産やお菓子、うれしい手紙をもらったときは、まずは仏棚に供えて自分ではなくご縁でいただいたのだという意識を持とう。仏棚で喜びも悲しみもシェアする感覚を育めば、我欲を抑えられる。
部屋の中に、自分にとって特別なスペースがあるっていいですね。昔の人にとってはそれが仏棚だったり、仏壇だったり、神棚だったりしたのだと思います。しかし現代の日本人、特に若い世代が自分の部屋に仏棚や仏壇や神棚を置くのは抵抗があるでしょう。
ただ、ここで勧めている仏棚は特に仏像にこだわらず、大切な写真や思い入れのあるものでもよいとしています。これなら抵抗なくやってみれそうですね。